翻訳の大地

できるだけ「翻訳」にまつわる様々な話題をとりいれて書いていくつもりです。

タイ(21)

真の民主主義へ タイ

20世紀前半、財政難と世界恐慌で王朝は危機を迎える。1932年、無血革命ではあったがクーデターが起こり、王政から立憲君主制となる。

第二次世界大戦後は、文民政権と軍人政権が交代を繰り返しながら今日に至っている。軍人によるクーデターは頻発しているが大半は無血革命で、根本的な社会の変化はない。

1946年に即位した現国王のラーマ9世はカリスマ性があり国民の敬愛の念も強い。が、その一方、真の近代民主主義を確立したいという国民の願いも強まり、現代はその基盤を模索している状況だ。

 

(続く)